今日は講演会がありまして、きいてきました。
お題は「エコフレンドリー」です。
エコフレンドリーって???
エコロジーEcologyとは、
なんだとか。つまり人に優しいということですね。
エコロジーという言葉は約100年前に南方熊楠が自然保護を訴えた嘆願書で初めて使ったのだそうです。
現代はエコロジーをふまえた人と地球の共生の時代です。
その中で繊維業界もエコフレンドリー繊維(加工)がヨーロッパを中心に萌芽し、日本にも浸透してきています。
エコフレンドリー繊維加工における3Rとは
- Reduce(Replace) 減少させる(置き換える)
- Reuse 再利用する
- Recycle 形をかけて再利用する
で、元々日本ってところは「完全循環社会」だったんですね。最近世界で一番受けたい授業で江戸の生活についてありましたが。
まぁそれはいいとして、環境調和型社会というものは、
製造者→エコロジーを見据えた物作り
消費者→エコロジーを認識した購買への意識改革
なんですよ。今、私達がしなければならないことです。
スーパーの袋について廃止するかが賛否両論となって一時期(今も?)騒がれているようですが、そのように環境を中心にした考え方をしていかなければならないのが私達の義務でしょう。
繊維業界では再生可能資源を利用して繊維をつくる取り組みが成されています。
- バナナ
バナナの茎というものはバナナが生ると切り倒されて肥料にされるだけの運命だったん ですね。吸水性も高く乾きも早く、軽くてしなやかな風合いを生かして繊維として利用 すればなんて効果的! しかも伸びが早いですから3ヶ月ほどでもとの状態に戻るんで す。日清紡あたりがどうやら開発をしているらしい。
ファーストフードの包み紙などに利用されています。麻のような涼しさと綿のような吸 水性・しなやかさが魅力です。
昔から食品を包んでおくと腐らないといわれていたらしいです(抗菌性・防虫性)。とて も成長が早いとか。清涼感・ナチュラル・ハリ・コシがあり染色性も○。
- 竹
殺菌作用がある。綿の2倍以上吸放湿性に優れて蒸れにくく、肌触りもよい。
他にもヘンプやカポックなども再生可能資源として利用できるらしいです。