日鉱記念館に行ってきました!!
日鉱記念館は茨城県日立市にある日立鉱山跡に建てられた日立鉱山の歴史を展示した産業資料館です。
この場所を知ったのも、ネット検索でブログを書くにあたり、佐渡→金山→鉱山の流れでGoogle広告だったかで見つけたもの。
鉱山を知るというのも小2リリーちゃんの自由研究の流れで勉強になるかも、と遊びに行ってきました。(7月帰省から全く外出してなくて発狂しそうだったの)
こちらが日鉱記念館。
この建物の他に別棟で鉱山資料館や機関車の展示などもあります。
この一年でどれだけの鉱石を見てきたことか。
さすがにいろいろと知識ついてきます。
午前の早い時間に着いたのでお客さんは1組程度しかいなくて快適にのんびりと見て回れました。
記念館の下層には模擬坑道というところがあって、坑内の様子を再現しているんだよ。
佐渡金山でも見たよね、坑内は木材で支柱を立てて枠をつけているのも見たことある~って学びの一つ。
もともとあった赤沢銅山を久原氏が明治38年に買収後、近代化が進むまでは手彫りでの採掘だったようで、つちののみで行っていたようです。
これを見ると佐渡金山で見た、のみをはさむ道具でささえそれをつちで打つやり方はやはり他とは違うやり方であったと再認識です。
近代化が進むと機械で採掘するようになり、この鉱山は昭和56年に閉山するまで約75年間鉱山として栄え、日本の4大鉱山として経済発展に尽力してきました。
日立鉱山の最深部は地表(海抜350m)から-950m、坑道総延長は約700kmあるらしく、この下に長い地下空間があると考えると不思議な気持ち。
記念館の中は創業者久原氏の説明や、国内鉱山海外鉱山の資料展示、日立鉱山でとれる鉱石の展示(↑)や鉱山を仕事にしてきた人々の暮らしの展示などがあります。
日立鉱山といえば、大煙突です。
大正3年につくられて、その当時世界一の煙突でした。
平成5年に突如半分以上倒壊するまでこの土地のシンボルであったことは間違いありません。(↓もちろん今も1/3を残していて遠目で見ることができます↓帰り道で車内から撮影)
日鉱記念館は建物が点在していて、鉱山資料館へ行く間に第一竪坑(たてこう)が鉱山が動いていたあの時のままに展示されています。↓
これ、動くなら今でも坑内行こうと思えば行けそうですよね。
安全確保が大変だろうけど、体験として行ってみたい気もする。
人生の体験の一つとしてはかなり魅力的な場所です。
この竪坑はいわゆるエレベーターってやつすかね、巻揚機をつかってワイヤーを上げ下げして坑内から人や鉱石を運搬していたわけです。
ピンっと張ったその姿がまだまだ現役!!感でてかっこいいです!!
↑大型さく坑機の展示もそのまま。
これが坑内にあったと思うと中の岩盤の強度とか不安になっちゃぅよね。
↑鉱山資料館は昭和19年に建てられた木造のコンプレッサー室をそのまま資料館にしているんですって。
確かに古くてほこりっぽいんですが、レトロと言うか昭和というか、現代とはこの場所の空気感が違くて、タイムスリップした感じがすごかったです。
機械に詳しい方が見るには興味深すぎる機械たちが並んでいるんだと思います。
我が家としてはこの場所奥にあった世界の鉱石のゾーンがまた魅力的でした。
一際目立っていたのは大きな大きな孔雀石。
あんなん鉱山からでてきたら驚くわってやつ。
写真だと分かりづらいけど、孔雀石、大人の肩幅以上あるからね、さすがに驚くレベルの孔雀石、すごかったです。
と日鉱記念館を楽しんできましたが、、、
この日立鉱山の工作課長として壊れた外国製の電気機械の修理をまかされていた小平氏が株式会社日立製作所の創業者なのであります!!
Inspire the Next HITACHI !!
日立市内より日鉱記念館に行くまでのあいだに創業小屋跡地(今は駐車場っぽい)もあり、現在は日立オリジンパークに創業小屋が復元展示されています。
さぁ次は日本のメーカーHITACHIの歴史をたどりに行こう!!
次回は日立オリジンパークです♪