佐渡金山、西三川ゴールドパークで観光のメイン所を行ってきたエリエットらは佐渡島最南西を目指す。
時間的にも子供達のエネルギーが一度切れるタイミング(お昼寝がしたい時間)だと想定していたのでドライブメインの昼下がりです。
ひたすら佐渡の外周線を走って佐渡という島の海沿いの自然、ジオサイトをメインに回ってきたよ。
弁天崎の基底礫岩。
駐車場からの眺めでは特別すごいなぁと思うポイントは見えなかったのですが、こちらは1700万年前の浜にあった石ころ(丸石)が礫岩(小石が集まったもの)となったものです。これは日本海誕生初期のものなのだそうです。(その後、500万年前に一度海に沈むが100万年前に隆起して今の姿となっている)
(日本はユーラシア大陸から割れて今の形になったといわれている)
この場所から右側に目線をうつすと椿尾弁天岩があります。↓↓
通称ゴジラ岩、とも言われますが、多分角度の問題かな、あまりゴジラには見えない気もします、、、。
ということでGoogleストリートビューでもう一度確認してみましたら、
手前の角度で確かにゴジラっぽく見えるじゃないですか♪
弁天様が祀られている小さい鳥居が縮尺をわからなくさせてくれてゴジラ感でてます!!
しばらく車を走らせて、
潜岩(くぐりいわ)、通称キリン岩と言われています。
特徴的な白い網目模様の岩肌は海底火山で噴火した溶岩の跡なんですよ。
海底火山の枕状溶岩っていうのを見たことがある方もいるかと思いますが、それが横方向でなく、縦方向で積み重なったものなんですって。
枕状溶岩って横のイメージがあったのでこれには驚いてしまいました。
この枕状溶岩の跡が白い網目模様を作り出し、キリンのような模様に見えるのでキリン岩なんだって♪
キリン岩の海辺には万畳敷という隆起波食台が広がっています。
こちらでは運が良いとウユニ塩湖のような鏡面の世界の一枚を撮れるとか。
この日の夕方なんか最高だったんだろうなぁ~。
この日は凪!!だったもん♪
沢崎の隆起波食台。
岩が波で削られた面が地震などによって陸地が隆起していくことでできる地形です。
最近も崖ぐずれが発生していて中に入ることはおすすめされていないのでこの道路端からの写真ですけど。
この場所では岩のりが特産品で、この海にかかるかかからないかの環境が岩のりにとって絶好のポイントみたいです。
きりん岩と沢崎の隆起波食台の間の位置には、神子岩(みこいわ)という巨岩もあります。
神子岩。
黒々とした柱状節理にも似た割れ目を持つ巨石ですね。
ピクライト質玄武岩といわれるもので、近くで見ると黄色い斑点が多く見られるそうです。(この写真からは到底見えませんけど)
黄色い斑点はかんらん石(マントル最上部の大部分を占めているもの)で岩石全体の50%をかんらん石で占めているものをピクライト質玄武岩と呼ぶようです。
この場所からは先ほど写真を載せた沢崎の隆起波食台と沢崎鼻灯台が見えます。
海面より一段上がって平らな地(灯台がある高さ)が広がっていますが、これも波に削られた面が地震等によって隆起が起こった形跡なのかもしれません。
でね、めちゃくちゃ現地で気になったのは、左側の変な山!!!
すっごい気になってしまったこの小山は誰かのいたずらで砂遊びしたわけでなく、立派な自然現象の一つでした。
たけのこ岩、と呼ばれるこれはきりん岩でも見た海底火山の枕状溶岩。
あれのでっかいのがきりん岩ってことね。
ドライブも宿根木町並みを通り越し(車が多くて停まれないし暑くて断念)、たらい舟乗り場も通過し、佐渡汽船小木港も通過して、走りやすい国道を北上、次の見たいポイントは、立岩-人面岩-です♪
若干緑色を帯びているらしい安山岩。
まさにモアイ像の横顔にそっくりじゃん?!?っていうかもっと人間らしく見える気もする。
これは雨風による風化で今の人面のような形になった奇跡的な奇岩なんですよー。
おっそろそろ車内の子供達も早朝起床からのお昼寝から起きてきました。
佐渡の自然巡りはここでとりあえずやめて次は佐渡といえば朱鷺!!
見に行きます!!