今日トイレに閉じ込められました……。いえ、イジメとかではなく…↓
今日使わせてもらいましたトイレはいつもと違う場所のものでした。段々と年と共に古くなっていくそのトイレはドアが木製でした。時間や地震の影響で戸が閉まりにくくなっていたことをワタシは知らずに使おうとしたのです。
トイレに入ったところドアが上手く閉まらず、違う個室にしようと出ます。このときこれから悪夢を見ようとは思いもよりません。
隣の個室はドアの閉まり具合がよく、安心して入りました。鍵が少し堅めで力を強くかけました。そして出ようとした時です……
アレッ?
鍵は外すことはできました。ですが…、
なんで開かないのよっ!!
少し古いトイレですからドアノブはありません。鍵を引いてもドアはビクともしないのです。
ちょっと待ってよっ!!
笑いどころではありません。ですが、恐怖におちいったのは一瞬でした。一緒にトイレに来ていたwチャンがいたのです。
「お願いっ、開けて!!」
頼むしかありません。
連れは大笑いをして、言います。「じゃあドアからできるだけ離れて!!」
救出劇が始まりました。
音だけで察するに連れは助走をつけていたようです。
【バンッ】
一度の衝撃で動かなかったドアは勢いよく動きました。あまりの力の強さにドアはワタシを押しつぶそうとしました。ですがこのワタシ、つぶれるような軟な者でもございません。ドアを手のひらで受け止め、そして見つめ合った連れと大笑い。
もう笑うしかありません。
助かったことに感謝の気持ちはとてもたくさんありました。だからと言って「ありがとう」なんて言えた状況でもないのです。なにしろトイレに閉じ込められたのですから!!
心に誓います。
もうあのトイレには入らないと………。