座薬の効果も消えかかっていたのかそもそもの痛みがやはり強かったのか、弱まった痛みがグッと戻ってきた朝方。
エリエットは実親へ電話。
手術することは伝えなければと電話しましたが、当然の如くそちらに行こうかと言われ、
ちょっと待て、こっちはこっちで大変なんだと、子供たちも旦那's父母にまかせているし逆に困ると説得。
とりあえず連絡はしますということで落ち着いた。
こちらの状況なんて言っても口だし、壮絶であることには違いなく。
あまりの痛みにまた液体の痛み止めをいれてもらうも…もぅね、期待はしてないんだよ、やっぱり全然効かねぇでやんの。
旦那さんは夜中のうちに一度帰宅していて、入院の道具を揃えて再び病院にやってくるのはギリ手術前。
長いわぁ、長すぎる午前中。
最終的に一番痛みを感じないポーズというのもさすがに見つけ出すことができたのだけど、まさかのベッド上で仰向け体育座り(足はベッドサイドにひっかける)。
この姿を見て旦那さんも看護士も驚いてはいたけど、ごめん、もぅどう見られているとか考えられる痛みじゃないんだよって。
オペの時間が近づくにつれて手術の説明やらを受けたけど、実はあまり覚えていない。
ハイ、ハイ、と聞いていたんだと思うよ。
腹腔鏡胆のう摘出術とは聞いていたけど。
そして外れない結婚指輪を指輪外しのプロのような看護士にとってもらって一笑い、手術着に着替えるのも痛くて一苦労。
そしてついにオペ室へ!!!
車いすで向かい、最後に旦那さんと握手しました。
お世話になっている病院ではドラマのロケもよくやっているところで、オペ室も生で見れるものじゃないし見てかきたかったけど、痛くて見てる場合じゃなかったし。
オペ室に入るとすぐに手術台に寝るよう指示が出て、指に酸素計、胸に心電図を取り付けられて酸素マスクを装着。
麻酔科医の自己紹介が終わると麻酔が効き始めて分かりやすく眠たくなる。
これは眠たくなるやつだわ~~~すごーい!!って思ったらもぅ意識はなくなっていました。
何で起こされたのかは分からずぼや~~~っと目が覚めると焦点が合わない感じ。
帝王切開のような腰から下が宙に浮いた感覚とかもなく、
体には一切の痛みも感じなかったです。
思考回路もないようなぼーっとした感じでしたがまたすぐに意識がなくなったのか、気付いたら大部屋にいました。
酸素マスクをつけて心電図と酸素計と尿の管。
やたらボーっと意識が定まらないような状況でしたが、それは麻酔がまだ全身にきいていたかららしい。
麻酔が完全にきれるまでは痛み止めはだせないとしばらく我慢。
言っても胆のうの部分にあった痛みの塊はなくなっていて、ただ、お腹に若干の痛み?がある程度でしたが、
もぅあんなに痛い思いをしたのだから少しの痛みもなくしたい気持ちが強かったエリエットは痛み止めをお願いしていたの。
術前と術後の痛みの差なんて雲泥の、雲泥の差ですけどね!!
全身麻酔が切れた頃、旦那さんがあるものをくれました。
これが入っていたんだって、と渡されたケースに入っていたのは、エリエットを苦しめに苦しめていた胆石(大3コ、小1コ)でした。
あまりに想像よりも大きかったそれを見て、もう疲れ切っていたエリエットは大して驚かなかったです。
家族な友人にはひどく驚かれましたけど。
胆のうに胆汁が溜まり膿んでいたと言われました。
13時の手術で19時頃に酸素マスクが外れました。と同時に水とお茶が許可されて24時間飲まず食わずだったので唇がカピカピで、やっと潤すことができました。