エリエットが一番佐渡で行きたかった場所!!!
♡佐渡金山♡
小学校の修学旅行では金山に行かずゴールドパークだけだったんだよね。
金山に行けてなかったことが心残りでさー。
佐渡金山は世界遺産を目指している場所でもあり、世界遺産になるとまた行くのが大変になるし行くなら絶対今なのだ♪
外は34℃ぐらいあるもぅ裸でも余裕な気温でしたが、佐渡金山の坑内は10℃ということで、長袖必須なのを知らないエリエット御一行は坑内で寒さ震え上がることになります(;'∀')
真夏に裸か?!という服装で行くと後悔するのでそれだけはここに書いておくことにします。
せっかく金山に行けるということで予約なしで行ける二か所を巡りました。
①宗太夫坑。所要時間30分。江戸初期の坑道跡を巡ります。人形による採掘作業を見ることができます。
佐渡金山では金鉱脈を見つけたらその筋を追ってどこまでも掘ったそうで、
佐渡金山全体の総坑道は400kmあるらしいのです。
1601年から1989年の388年間で400㎞ですよ、狭い坑道内で掘り進めるその労力のすごさよ。
佐渡金山の岩盤は固くて大変な作業だったらしいのでその総距離を聞いたら驚かずにはいられないですね。
いくら固い岩盤でも場所によっては弱い場所は↑こうして木材で支柱を立てて枠を作っていたようです。
坑道は400キロあると書きましたが、一番深く掘った場所では海抜-530mまで掘ったということです。
ぇ、人間が手作業でそこまで行けるの?!? 空気は??酸素は?!? とかなり心配になる深さだわ。
宗太夫坑は手持ちのアプリで確認すると標高160mぐらいあるのでこの位置から海抜-530mだと…うん、630m。
どこかで佐渡金山はスカイツリー634mと一緒の高さあると聞いたことがあるので確かにそうなのかもしれないです。
坑道には不正に金鉱石を持ち出さないよう番所を設けていて、通過した人の出入りを記録していたようです。
昔も今も変わらないことってありますね。
佐渡金山において大変だったのは排水作業と新鮮な空気を入れる通気、そして照明だったようです。
今こそ電気が坑内各所ありましたが、それがなかったら恐ろしい暗闇ですよ。
そして狭くて細くて、酸欠にならないほうが不思議なくらい。
排水作業が一番大変だったようで、あんなに深く掘り進めると水揚機だけでは追いつかず手作業の排水作業となったようです。
この大変な作業には無宿人という親から勘当されたり放浪人であったり無戸籍の皆無罪の方々を各地から受け入れて作業にあたらせていたそうです。(のちに罪人も作業にあたったそうな)
佐渡金山の採掘作業では珍しいタガネ(岩盤を砕く道具)をペンチに似た鉄製のはさみでつみ、槌(ハンマー)で打つという他では見ないやり方で採掘を行っていました。
このやり方は安全に作業ができ、力を入れやすく、2日で使い物にならなくなるタガネをギリギリまで使うのに便利だったそうですよ。
↑江頭2:50に見えて仕方のない人形。
これは普段YouTubeを見ているせいなのか初見で彼にしか見えなくて、もぅ来ちゃえばいいのに、と思ったよ。
ちなみに↑この場面は佐渡奉行所が発注した通りに坑道が彫られているかを確認する検査をしている様子かな。
宗太夫坑コースの最後は採掘坑開きの祝いの様子。
大きな立合(鉱脈のこと)を見つけると前途を祝して祝いの儀式をしていたそうな。
高いところで歌い太鼓を叩く方々はやわらぎ演者といい、山の神の心をやわらげ、固い岩盤も少しでもやわらぐように、といういう意味をこめているらしい。・・・が、やわらぎ演者たちの仮面が気になって仕方のないエリエットなのでした。
ということで、とりあえず宗太夫坑についてはこの辺で。
②道遊坑については次回です。