脳科学、サイボーグ、ユビキタス社会、クローン、ナノテクノロジー………未来はどうなっていくのか…。
想像したことはありますか?
壁とかが画面になって情報が映し出されたり、もちろん身体にも機械が付いていて、いつでもパソコンを使えたり、パーキンソン病や重病などか少し脳に手をつければ治ってしまう。事故や病気で手足を切断しても、身体の電気信号を読み取ることで思い通りに動く義足(もはやサイボーグ)があったり、全盲でも機械によって視覚を取り戻すことができたり…。
未知の領域ですよね。これで病気や不自由な生活が回復するのなら素晴らしいことです。
すごく進歩は良いことだと思うんです。どこまでが人間か?という問題もありますが、元は人間で、福祉に使われる技術なら文句はワタシはありません。
ですが、
戦争の道具に脳科学、サイボーグ技術が使われようとしています。取り組みがなされています。
ジェシカ・アルバ出演のダーク・エンジェルという作品で、遺伝子操作人間が主人公なのですが、もはやその世界観に近くなってきています。ダーク・エンジェルはアメリカの近未来(原磁爆弾によって荒廃したアメリカを舞台にして)のお話ですが、着実に確実に近くなってきていることに間違いはありません。
主人公マックス(遺伝子操作人間)は人間か? 人間でしょう。ですが、人間の手が加えられて誕生したことに間違いはなく、人間だが、自然の法則にそった人間じゃない、と考えられますね。同様に、義手を域を超えたサイボーグともいえるものをつけた人間は人間か?これも人間です。本来は人間ですから。
今はそれでいいのだと考えます。ですが、これからもっと機械というものが進歩し、枠組みがよく分からなくなってしまったら人間はとても不安を覚えるでしょう。
機械に人間が支配されることをとても不安に思うでしょう。
そんな未来が来るのなら、今、考えるべきです。
まず、戦争の道具に脳科学、サイボーグ技術を使わない、と。
そして、すべてのことに疑ってかかること。「これで本当にいいの?」思考にメスをいれてみたら、考えが変わるかもしれません。
私達が生きているこの世界で、とても便利な技術はたくさんあります。とても素晴らしい技術です。ですが、他方でよくない面を必ず持っているでしょう。
否定しろ、というわけでなく、考えてみよう、ということです。