福島茨城を巡る旅は五浦海岸にお泊り。
と、その前に見とくべき文化財がありまして。
これもまた二年前に訪れたのですが定休日で見れなかった五浦六角堂。
日本美術に大きく貢献した岡倉天心が建てた六角堂。
震災で六角堂は根元からすべて流されてしまったわけですが、見事に再建されています。
明治36年に天心自ら設計して建てた邸宅と六角堂に横山大観を呼び寄せて精力的に活動しました。
横山大観のほうが有名ですね♪
ぶっちゃけますと、エリエットは岡倉天心はよく分かりません…笑
敷地内にはウォーナー像というものがありました。
この人はハーバード大を卒業後、日本に渡り天心に師事し日本美術研究家として活躍したアメリカ人だそう。
しかしながら中国では文化財の略奪をしたという異論もあり、彼の地位は今の時代はなんともいえそうにないみたい。
六角堂に行くには庭園とよんでいいでしょう、こんなに素晴らしい小道があります。
天心が茶室に向かうのに通ったこの道は気持ちを落ち着かせるには素晴らしい景観だと思います。
苔の生え具合なんてエリエットの好みだし。
太平洋を背景にした六角堂。
中国の六角亭子構造、インドの仏堂の装い、日本の茶室。
アジアの伝統思想がひとつの建物に表現されているのが六角堂です。
六角堂からの五浦海岸の眺め。
波の音がすごく大きく聞こえます。
海は穏やかなのですが、平らの岩があるようで六角堂の付近では泡立つ波がすごくて、そしてそれが美しい。
平成24年に再建された六角堂ですが、写真を見る限り、ほとんど完璧に忠実に色合いもそのままに復元されているようです。
これまでの研究のおかけが、何度も修繕の加えられた以前の六角堂よりも本来の六角堂を再現できていると天心記念館のビデオで知りました。
天心邸前の景色。
これはなんだろうね、日本じゃないみたいです。
ハワイかな~ってレベル。
天気が良くて本当に気持ち良かったなぁ^^
「ASIA is one」石碑。
これは天心がインドで書いた東洋理想という本の冒頭の一文だそうで、六角亭が3つの国の思想をあわせてできているように、異なる個性を持つ国々がアジアをつくっているということを示した言葉だそうです。
地震によってかこの石碑は割れてしまっていましたね。
最後にこの六角堂を出る前に、あの小道を歩いてみたくて♪
小道よりも草木の生える土の方が盛り上がっているのが本当に素敵。
自分で庭付きマイホーム建てれるなら真似したいもん。
遠くのほうには井戸もありましたね。
本当に素敵な場所です。
岡倉天心がこの素晴らしい景観の地を選んで住み着いたのもよく分かるなぁ。
前回行けなかったのでリベンジもできて良かったです!!